キハ130形一般形気動車


(写真:日高線 静内駅/撮影:武蔵野通信局 禁転載)

●基本データ

デビュー年:1988(昭和63)年
元保有会社:JR北海道
元運転区間:日高線

●新車も苛酷な環境には勝てず

 JR北海道がローカル線の老朽車取り替えと、ワンマン化によるコスト削減を狙って登場させた車両。新潟鐵工所(現、新潟トランシス)が第三セクター向けに製造している標準車両をベースにし、開発コストも削減したもので、11両が製造されている。

 主に日高線で運用されてきたが、元々が長期にわたって使用できるよう設計された車両ではなく、さらに軽量化のため簡素化された車体構造であるにもかかわらず、運用地域が海に近く、しかも豪雪地という過酷な環境も影響したか、老朽化が一気に進み、1998(平成10)年より廃車が進行。2001(平成13)年に最後の車両が消滅した。後継は、国鉄時代に製造されたキハ40系が転用された。

 この車両の投入は意味があったのか、ちょっと疑問。

●バリエーション一覧


日高ポニー色として親しまれていたキハ130ー8。最後まで現役で活躍したキハ130形として、2001年6月17日に引退。
(写真:日高線 苫小牧駅/撮影:ちゃけ様

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