さて、2007年(平成19)年にモータ・アシスト式ハイブリッド(MAハイブリッド)を搭載した試験車両「ITT(Innovative
Technology Train)」に改造。(株)日立ニコトランスミッションと共同で開発したシステムで、JR北海道の発表によると
(1)低速域ではエンジンを使わず、モーターによる走行が可能で、駅出発時の騒音を低減。
(2)アクティブシフト変速機により駆動効率が向上(従来の気動車と比較して15から20%の燃費改善)し、かつブレーキエネルギーをモーターで回生(電力に変換、再利用)するため、動力性能を向上させることが可能。
(3)エンジンの動力と、バッテリー、コンバータ/インバータ、モーターから得られる動力を協調させ、コストパフォーマンスが向上。
(4)変速時のショックをモーターが連続的に吸収しながら変速するため、乗心地が向上。
(5)排気ガス中の二酸化炭素(CO2)、窒素酸化物(NOx)、粒子状物質(PM)を低減でき環境に優しい。
であり、さらに従来タイプと比べてハイブリッドシステムの小型化が特徴で、既存の車両の改造も可能であるのが特徴で、別方式のJR東日本キハE200形ハイブリッド車両に比べて設置規模が小さく、コストも安い。
今後のJR北海道の一般型気動車、さらには日本全国のディーゼル気動車の方向性も決定付ける可能性があり、キハ160形は鉄道史に残る車両となるかもしれない。なお、改造に併せて車体側面に“Innovative
Technology Train”(ITT)のロゴが大きく描かれている。
→JR北海道プレスリリース