デビュー年:1968年 最高速度:120km/h
元・使用列車:つばさ、しなの、あさしお、やくも、
はまかぜ、いなば、くにびき、おき、いそかぜ、しおかぜ、いしづち、
南風、うずしお など
元・運行区間:東北本線、奥羽本線、中央本線、東海道本線、山陽本線、播但線、予讃線、土讃線など
非電化幹線の特急にキハ80系が投入されていたが、少々パワー不足で、スピードアップが難しかった。そこで、大出力エンジンを搭載した車両が求められていたため、まずはキハ91系を試作し、様々なテストを行った。そして、その成果を元に量産されたのがキハ181系である。
大出力エンジンを搭載した上に、キハ80系よりも軽量化したこともあり、何と言っても当時としては高速の、しかもディーゼルカーで最高120km/hの性能を実現させたことが特筆され、さらに中間車の屋根全体に、黒い半月状のエンジン用放熱機器(ラジエター)を搭載しているのが特徴。また、運転台機器は、マスコン、ブレーキハンドルを従来の方式とは異なり、レバーを前後方向に動かす方式に変更され、人間工学に基づく仕組みを導入した。
昭和47年までに158両が製造され、勾配線区に投入。東北では奥羽本線で特急つばさ、中央西線で特急しなの、山陰本線、四国各線の特急で使用された。そして、JR発足時には、JR西日本・JR四国に受け継がれ、このうちJR四国はいち早く独自塗装に塗り替えられたが、1994(平成6)年に四国からは引退。
JR西日本では、特急「はまかぜ」用に新塗装を導入した以外は、基本的に国鉄色を保ったまま山陰などで活躍していた。しかし、ついに新型車両キハ187系が投入され、各列車から次々と撤退。そして2010(平成22)年11月、大阪〜浜坂・鳥取を結ぶ
特急「はまかぜ」にキハ189系が投入されたことにより、ついに定期運用から離脱した。
また、JR東海は発足時点では保有していなかったが、国鉄時代に自社管内でキハ181系が活躍していたこともあり、JR四国から購入。佐久間レールパーク(2011年春からは「リニア・鉄道館」)で先頭車のトップナンバー(キハ181−1)が保存されているほか、JR西日本では津山駅に隣接する、旧津山扇形機関車庫にキハ181−12を保存している。