元・運行区間:福知山線、奈良線
117系は私鉄との競争が激しい関西圏において、国鉄が新快速のグレードアップのために登場させた車両。車体色は、戦後間もない頃に使用された車両に準じ、クリームに茶(ぶどう)色の帯という、老年の方には懐かしい塗色となっている。また、昭和57年は名古屋・浜松地域にも投入され、主に快速列車に使用。車内設備はなかなか良く、好評を博した。
しかし、JRになって後継車両(221・223系など)が誕生すると、決して古い車両ではないので引き続き使用はされているものの、JR西日本では編成を短縮した上で奈良線、福知山線に車両が転属。さらに追い出され和歌山線や湖西線に・・・と、主に都市近郊の路線へと運用範囲をうつしている。
現在、登場時のこの塗色を保っている車両は少なく、旧福知山線の車両は白を地に緑のライン、和歌山線の車両はコバルトブルーに白いライン、岡山地区の快速「サンライナー」用は白をベースにオレンジ色の複数配色にオリジナルロゴの装飾、JR東海用は白地にオレンジ色のラインとなっている。
なお、JR西日本の117系は数に余裕があるため団体列車や車両不足地域で使用されることも多く、四国や山口県にまで顔を出したことがある(2006年になっても福知山色が山陽本線下関地域で活躍したり、国鉄色が伯備線で活躍したりしている)。また、岡山地区、下関地区には115系に改造された中間車両もある。