701系 (保有会社:JR東日本IGRいわて銀河鉄道青い森鉄道
     J.R. Commuter Trains Series 701

2両編成が主ではあるが、時間帯によって長編成になることも。写真は、仙台周辺と福島県で運用される701系のラインカラー。
(写真:東北本線 新白河/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1992(平成4)年
運転区間:東北本線(JR・IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道)、奥羽本線、羽越本線、田沢湖線

●東北地区の客車を一掃した通勤型電車
 3ドアながらも、209系の東北版のような車両である。秋田をはじめ、青森、山形、仙台、福島などで見ることが出来、運用されるエリアによってラインカラーが異なるのが特徴である。

 さて、701系が投入されるまで東北地方の多くでは、機関車に牽引された客車列車が大半であった。当時、客車自体は製造から10年ほど使用されたものだが、機関車が製造より20年以上の老朽車両だった。しかも、速度も遅く運用コストも高くついた。そこで東北地区の客車列車を全て置き換えるために登場したのが、この701系である。

 701系は2両から8両まで様々な編成が組むことが可能。また、時間帯によってはワンマン運転も実施することにしたため、これに伴い整理券発行機と運賃収集箱を装備。

 また、冷暖房効率化のため、扉は半自動扉とし、さらに首都圏の通勤電車と同じくロングシートで、長距離の移動にはやや厳しい(田沢湖線用など一部はクロスシート装備)。

 なお、新幹線開業に伴い経営が分離されたIGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道にも在籍。東北地区の輸送改善に大きく貢献している車両だが、もう少しデザインには力が入れられなかったのか。


○塗装バリエーション一覧

 秋田・青森地区周辺と、山形県の新庄から北で運用。
 明るい紫色(マゼンタ)の帯を巻き、前面は濃淡2色となっている。
(写真:奥羽本線 弘前駅/撮影:武蔵野通信局 禁転載)

 新幹線と同じ線路の幅(標準軌)になった、田沢湖線で運用される701系5000番台。新幹線こまちに合わせたのか、ピンクの帯が特徴で、車内はボックスタイプのクロスシートを1両に4箇所、千鳥状に配置している。
 また先頭車のテールライト位置や、ドア部のステップが無くなるなど、他の701系と相違点も多い。
(写真:田沢湖線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)

 主に盛岡地区や、青森地区で運用される701系は、岩手県花の桐の花をイメージした青紫濃淡2色のラインを巻く。
(写真:東北本線 平泉駅/撮影:裏辺金好)


 青い森鉄道の青い森701系。2編成のうち、1編成はJR東日本からの譲渡車。新造した車両は、車内がセミクロスシート。前面行先表示機は、LEDとなっている。
(写真:青い森鉄道 八戸駅/撮影:裏辺金好)

 IGRいわて銀河鉄道のIGR7000系。全てJR701系とほぼ同一で、7編成のうち4編成はJRより授受。東北新幹線八戸開業に伴い、分離された盛岡〜八戸で運用される。
 青い森鉄道と同じく新造した車両はセミクロスシートの車内である。
(写真:IGRいわて銀河鉄道線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)


 新幹線と同じ線路の幅(標準軌)になった、奥羽本線(山形線)の福島〜新庄で運用。仙台地区と微妙に異なるラインの色で、仙台色の赤い部分は「べにばな」色となった。これは、719系と同様である。
(写真:奥羽本線 山形駅/撮影:裏辺金好)