733系一般形電車


札幌地区に投入された733系0番台と3000番台は黄緑色の帯を巻く。
(写真:函館本線 桑園駅/裏辺金好)

●基本データ・運用区間

デビュー年:2012(平成24)年
保有会社:JR北海道
運転区間:函館本線、千歳線、室蘭本線、札沼線

●735系の後輩ながら、車体はステンレスに戻る

 JR北海道が2012(平成24)年の札沼線(桑園〜北海道医療大学駅間)電化開業に伴う、札幌都市圏の輸送力増強を目的として登場させた交流通勤型電車。721系、731系に続く新系列の車両としては、既に735系(3両編成×2本、車体はアルミニウム製合金製)が登場していたが、この段階では増備は行われず、従来のステンレス車体を採用した本系列が、本格的な量産に至った。

 最初に投入されたのは普通車のみで構成された0番台で3両編成。続いて、2014(平成26)年には快速「エアポート」運用をメインとしてUシートを組み込んだ6両編成が投入された。いずれも前面と側面にコーポレートカラーのライトグリーンを配している(※Uシート車を除く)。

 さらに、2016(平成28)年3月26日の北海道新幹線(新青森〜新函館北斗)開業に伴い、函館本線の函館〜新函館北斗間に新幹線アクセス列車である「はこだてライナー」を新設。同区間を電化の上で、733系1000番台(3両編成×4本)が投入されている。前面のラインカラーはパープル、側面はパープルに加えてコーポレートカラーのライトグリーンも配している。

 外観は735系と良く似ているが、同系列と異なり側面に帯を巻いているのが最も簡単な判別点。

●カラーバリエーション


札幌地区に投入された733系0番台のうち、主に快速「エアポート」で運用される車両はUシートが連結。
(写真:函館本線 苗穂駅/裏辺金好)

函館地区で運用されている733系1000番台。新函館北斗〜函館間の新幹線アクセス列車「はこだてライナー」で運用される。
(写真:函館本線 函館駅/リン)

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