735系一般形電車


現在のところ側面帯は無し。これはこれで・・・あり?
(写真:札沼線 新川駅/ひょん君)

●基本データ

デビュー年:2010(平成22)年 (営業運転開始は2012年)
保有会社:JR北海道 運転区間:函館本線、千歳線、室蘭本線、札沼線

●JR北海道では初のアルミニウム合金製車体を採用

 731系に続くJR北海道の通勤電車で、日立製作所が製造を担当。車内はロングシートであり、客室レイアウトや先頭部デザインなどは731系をベースとする。ただし客室面では、731系に装備されていた収納式座席は廃止され、外観では側面については側面上部が狭まる731系に対して735系は垂直に立ち上がっている。また床下を約10cm下げることで、乗降口のノンステップ化を実現。また、制御装置はIGBT素子を用いたVVVFインバータ制御を採用したほか、721系、731系、733系と併結運転が可能である。

 車体については、これまで極寒冷地では使用実績の無かったアルミダブルスキン構体を採用した。そのため、まず2010(平成22)年に実質的な試作車として3両編成×2本が登場し、各種の試験を実施。2012(平成24)年5月より営業運転を開始した。なお、その後はステンレス車体を採用した733系が本格投入されており、735系の量産には至っていない。

●形式ガイド


クハ735−101〜
(クハ735−102 札幌運転所 *敷地外より/撮影:札幌人 ※禁転載)
旭川方先頭車で、室内後位に車椅子スペースとバリアフリー対応洗面所を設置。

モハ735−1〜
(モハ735−2 札幌運転所 *敷地外より/撮影:札幌人 ※禁転載)
電動車で、編成中の主変換装置・主変圧器などを一括して搭載。

クハ735−201〜
(クハ735−202 札幌運転所 *敷地外より/撮影:札幌人 ※禁転載)
小樽方先頭車で、床下に補助電源装置・空気圧縮機を搭載。

●ギャラリー


甲種輸送時の様子。このときは前面帯も無かった。
(写真:山陽本線 下松駅/撮影:リン)

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