817系一般形電車


南九州の鹿児島本線、日豊本線用の817系は、アクセント部分が青。
(写真:日豊本線 宮崎〜南宮崎/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:2001(平成13)年
運行区間:筑豊本線(福北ゆたか線)・長崎本線・鹿児島本線・日豊本線
保有会社:JR九州

●外観の寂しさと対照的に?

 817系は、815系をベースに筑豊本線の一部電化にあわせて誕生した。車内は、後述する一部を除いて転換クロス式のシートで、基本はプライウッドという木材を使用。頭の部分と、腰部、座面のところに、レザーのクッションがついていて、ちょっと高級感が漂う。

 また、乗降ドア付近の釣り手の配置が円形になっているのも特徴である。窓ガラスは、815系と同じく紫外線96%カットの「UV96」が使用。そのため、窓から見る景色が暗い青になっていて、晴れていても曇りのように見えてしまうのが残念。

 現在、北九州・福岡、熊本、長崎周辺及び鹿児島・宮崎周辺で運用され、一部はワンマン運転が行われている。

 なお、2012(平成24)年3月改正からは、福北ゆたか線を中心に、車内をロングシートにした2000番台(2両編成)、3000番台(3両編成)が投入。このグループは車体を白に塗装するなど、従来の817系とは異なったものとなっている。



●817系バリエーション一覧


福北ゆたか線用の817系は、アクセント部分が黄色になっている。
(写真:鹿児島本線 門司港駅/撮影:裏辺金好)

長崎本線系統の817系は、アクセント部分が赤色。
(写真:長崎本線 佐賀〜神埼/撮影:リン)

大分地区から撤退し、熊本地区へ転属した817系はアクセント部分が緑色となっている。
(写真:鹿児島本線 鳥栖駅/撮影:裏辺金好)

鹿児島本線と福北ゆたか線に投入された817系2000番台。車体が白く塗装され、また前面の黒い部分の処理も異なっている。
(写真:鹿児島本線 黒崎駅/撮影:AC20Kv-DC1500V)

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