愛知環状鉄道2000系


セミクロスシート車に採用されている塗装。
(写真:愛知環状鉄道線 瀬戸市駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:2003(平成15)年
元運行区間:愛知環状鉄道線

●JR東海313系をベースにした主力車両

 開業時から活躍していた主力車両の100系を置き換えるために登場した車両で、基本的にJR東海の313系をベースにすることで開発費やメンテナンス費を削減。営業最高速度は110km/hで、制御装置はVVVFインバータ制御(IGBT素子 1C2M)。

 一見すると外観も313系とほぼ同一に見えるが、種別、行先表示部分にまで拡大した大型のガラスの採用、足乗せ台の部分の小型化が行われている。また、塗装は一般公募から選ばれたオリジナルのもので、単なるラインではない、躍動感のあるものとなっている。

 2009(平成21)年に登場した2両編成×2本は、従来のセミクロスシートからロングシートに座席を変更。ラッシュ時の輸送に対応している。なお、塗装はコーポレートカラーである青色に、白を加えたラインとなり、印象を変えている。在来車も一部はこの塗装に変更されている。

●ロングシート車


塗装はJR西日本の521系にも似たデザイン。
(写真:愛知環状鉄道線 瀬戸市駅/撮影:裏辺金好)


2021年12月4日(土)から2022(令和4)年7月9日(土)まで運転のG33編成による「フラワートレイン」。沿線4市の花(岡崎市:ふじ、豊田市:ひまわり、瀬戸市:つばき、春日井市:さくら)をテーマとした装飾を施している。
(写真:愛知環状鉄道線 北岡崎駅=1枚目、山口駅=2枚目/撮影:ネオン)

2022(令和4)年3月31日(木)から約1年間の予定で運転されているG6編成による「瀬戸信用金庫80周年ラッピング列車」。
(写真:愛知環状鉄道線 北岡崎駅/撮影:ネオン)

●その他


全国的にも珍しい種別名「シャトル」。三河豊田(トヨタ本社、工場がある駅)〜新豊田(名鉄乗換駅)を往復する列車のこと。
(写真:愛知環状鉄道 新豊田駅/撮影:ネオン)

「北野桝塚のりかえ」表示。
(写真:愛知環状鉄道線 岡崎駅/撮影:ネオン)

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