富士急行6000系


鮮やかなデザインとなって登場した6000系。6001編成は205系量産先行車であるケヨ25編成からの改造である。
(写真:下吉田駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1985(昭和60)年
富士急行デビュー年:2011(平成23)年 
※営業運転開始は2012(平成24)年

●JR東日本205系からの改造車

 富士急行が1000系を置き換えるために導入している車両で、JR東日本の京葉線、埼京線、八高線・川越線で活躍していた205系を改造。3両編成化(モハ車を先頭車改造)、行先方向幕のLED化、半自動扉化、ベンチレーター撤去、先頭車台車のスノープラウ装備、そしてデザイナーの水戸岡鋭治氏による「富士山」をイメージした外観、内装に変更したことなどが主な改造内容で、譲渡対象車には205系量産先行車も含まれている。

 営業運転開始は2012(平成24)年2月29日。現在は3両編成×7本が活躍し、6001編成、6002編成を除き様々な姿にラッピングされている。なお、205系0番台量産先行車からの改造は6000番台、205系0番台量産車からの改造は6500番台、205系3000番台からの改造は6700番台に区分されている。

●車内の様子


木目調の床や吊り革に改装され、さらに座席がオリジナルデザインとなった車内。さらにドアは水色のカッティングシートが貼られた。
(撮影:裏辺金好)

座席のデザインは複数あり、同じ編成でも様々な表情がある。
(撮影:裏辺金好)

●ギャラリー


6002編成(元ケヨ26編成)は導入時のオリジナルカラーで活躍中。
(写真:上大月〜田野倉/撮影:裏辺金好)


6003編成(元ケヨ27編成)は、2019(令和元)年3月15日から「リサとガスパールトレイン」となって運転されている。
(写真:上大月〜田野倉=1枚目、大月駅=2枚目/撮影:裏辺金好)

6501編成(元ケヨ22編成)は、2016(平成25)年9月15日から「(3代目)マッターホルン号」ラッピング車として運転されている。富士急行とスイスのマッターホルン・ゴッタルド鉄道が姉妹鉄道提携を結んで25周年になることを記念したもの。
(写真:月江寺駅/撮影:ネオン)

6501編成は、2021(令和3)年9月18日から「マッターホルン号30周年バージョン」となり、30周年記念ロゴのヘッドマークが取り付けられたほか、車体側面のドア部分や車内のポスターに四季折々の自然の中を走るマッターホルン・ゴッタルド鉄道の様子を掲出している。
(写真:上大月〜田野倉/撮影:裏辺金好)


2018(平成30)年3月に運転を開始した6502編成(元ハエ28編成)は、「トーマスランド20周年記念号」ラッピング。この編成から行先表示は富士急行初のフルカラーLEDを採用しているほか、車内に4ヶ国語対応のLCDを導入している。なお、ハエ28編成は埼京線・川越線で最後まで活躍した編成。
(写真:富士山駅/撮影:裏辺金好)

2019年6月に運転を開始した6701編成「富士急行線開業90周年記念車両」。元々は八高線・川越線で活躍したハエ85編成。
(写真:大月駅/撮影:裏辺金好)



2019年7月に運転を開始した6702編成「 NARUTO×BORUTO 富士 木ノ葉隠れの里号」。元々は八高線・川越線で活躍したハエ81編成。
(写真:三つ峠〜寿/撮影:リン)


6002編成は2018年8月から9月17日までアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」ラッピング車となっていた。
(写真:大月駅/撮影:裏辺金好)

最初に譲渡された205系が2011年10月30日に公開されたときの姿。行先方向幕のLED化、半自動扉化などが実施済。
(写真:富士山駅/撮影:裏辺金好)

富士山方はモハ205に既存タイプの前面を取り付け、先頭車化改造。
(写真:富士山駅/撮影:裏辺金好)

譲渡されたときの車内の様子。
(写真:富士山駅/撮影:裏辺金好)

元165系である2000系との並び。
(写真:富士山駅/撮影:裏辺金好)

↑ PAGE TOP