デビュー年:1921(大正10)年/福井鉄道デビュー年:1949(昭和24)年
元・運行区間:福武線、鯖浦線
元々は1921(大正10)年に川崎造船兵庫工場で製造された、南海鉄道電5形(モハ113〜116)という木造車体の車両がルーツ。同車は1940(昭和15)年に郵便荷物車モユニ521〜524に改造され、1948(昭和23)年に福井鉄道へ譲渡された。
翌年、福井鉄道80形、90形(モーターの違いで形式を分類)として2種類の旅客用車両として改造されてデビュー。80形は今は無き南越線、90形は福武線で使用された。そして、1956(昭和31)年に両形式とも、車体を現在のもの(日本車両製)へ新造して交換。併せてモーターも統一され、形式は80形に統一された。
長らく1両単位での運用が可能な車両であったが、1964(昭和39)年に2両固定編成に改造。さらに、1985(昭和60)年にワンマン化が実施されたり、その後、台車の交換、冷房化改造、制御機器の変更なども行われ、戦後約半世紀にわたって福井鉄道で活躍し続けた。
しかし、2006(平成18)年に名古屋鉄道から移籍してきた路面電車タイプの770形、800形、880形に置き換えられ、引退した。