福島交通(福島県福島市・宮城県角田市など)
     Fukushima Express
 福島交通は、福島〜飯坂温泉を結ぶ飯坂線の鉄道事業、及びバス事業を中心とする交通会社。
 飯坂線の開業は1924(大正13)年4月に開業した福島飯坂電車軌道が基礎となっている。その後、何度かの改名により1962(昭和37)年7月に福島交通となり落ち着いている。
 1991(平成3)年に架線電圧を750Vから1500Vに昇圧し、同時に東急7000系を導入した。
 なお、一時は貨物営業も行っていたが、現在は廃止されている。
 (本文:グロッグフロッグ&裏辺金好)
●モハ5300形(→栗原電鉄M182,M183形
 1971(昭和46)年、2両が登場。
 福島交通のオリジナル車両であるデハ5000系のバリエーションの1つだが、従来と異なり前面に貫通扉をつけ、1両での運転も考慮し両運転台となったのが特徴。もっとも、福島交通では2両1編成で活躍することが殆どだった。
 7000系導入と架線電圧昇圧に伴い、在来車が廃車になる中で、こちらは栗原電鉄へ譲渡。福島交通時代と変わらぬ塗装で活躍を続け、また本来の目的であった1両で運用された。しかし、栗原電鉄の経営悪化に伴い、第三セクター「くりはら田園鉄道」に経営が受け継がれ、電車から気動車への運行形態へ変わると廃車となり、自転車置き場などとして若柳駅に留置されている。
(写真左上:若柳駅/撮影:裏辺金好)
●7000系
 1991(平成3)年6月登場。
 それまで750Vだった架線電圧を1500V昇圧したことに伴い、東急7000系を導入したもの。
 先頭車が全車両、中間車から先頭車化改造を施された車両で、前面が切妻形となっており、東急時代とは異なる先頭車両である。
 なお、東急7000系は1962(昭和37)年登場。営団地下鉄(現・東京メトロ)日比谷線乗り入れを目的とした車両で、日本初のオールステンレス車体による旅客用鉄道車両。
 現在は福島交通をはじめ、日本各地の私鉄に譲渡されているが、東急でもモーターをVVVFインバータに改造するなどのリニューアルを施し、7700系として運用中。
(写真1:福島駅/撮影:裏辺金好)
(写真2:福島駅/撮影:グロッグフロッグ)