広島高速交通7000系


(写真:アストラムライン 大町〜毘沙門台/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:2020(令和2)年

●継承と進化をコンセプトにした新主力車両

 広島高速交通(アストラムライン)が開業当時から活躍する6000系と、ぞの増備車でVVVFインバータ搭載の1000系を置き換えるために投入する案内軌条式電車。三菱重工エンジニアリングが製造、GKデザイン総研広島がデザインを担当し、6両編成×24本が2024年度までに導入される。

 外観では、カラーデザインアストラムラインのシンボルカラーである「クロムイエロー(山吹色)」を引き継ぎ、サイドビューのデザインも6000系を踏襲。前面は凝縮感を強調したセンターフォーカスフェイスとし、6000系のアクセントでもあった4×4(16ドット)の柄は、LEDイルミネーションとして配置しているのが特徴。

 車内はロングシートであるが、足の投げ出しも防止するセミハイバックバケットシートのG-Fitを採用したことで背もたれが高いほか、車いす・ベビーカー用の「フリースペース」を全車両に設置している。また、LCD(液晶ディスプレイ)による案内表示を全ての乗車口の上部に設置している。

 車体はアルミニウム合金を用いたダブルスキン構造であるAl-fineで、制御方式はIGBT素子によるVVVFインバータ制御を採用している。なお、総重量が6000系よりも約30%軽量化が図られている。

 2021年度グッドデザイン賞及び第17回ひろしまグッドデザイン賞を受賞している。

●カラーバリエーションなど


2022(令和4)年2月19日から運転を開始した、2代目「サンフレッチェ・トラム」。
(写真:アストラムライン 大町〜毘沙門台/撮影:リン)

こちらは尾灯を点灯した状態。
(写真:アストラムライン 大町〜毘沙門台/撮影:リン)

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