北神急行電鉄



●解説

 1988(昭和63)年、神戸電鉄と阪急電鉄が出資して開業させた私鉄で、阪急阪神ホールディングスの連結子会社。神戸市営地下鉄の新神戸駅から神戸電鉄有馬線の谷上駅まで7.5kmを結ぶ。途中駅は無く、なんと7.3kmが六甲山を貫く急勾配のトンネルという、異質な通勤路線である。また、列車の運転は神戸市営地下鉄と一体化しており、谷上駅から西神中央駅まで直通運転を行っている。
 2002(平成14)年、線路などの主要な鉄道施設(第3種鉄道事業)は神戸高速鉄道に譲渡。北神急行電鉄は列車の運行業務のみを行う第2種鉄道事業者となった。さらに2020(令和2)年6月1日に市営化され、神戸市営地下鉄「北神線」となっている(第3種鉄道事業も神戸高速鉄道から神戸市へ譲渡)。これに伴い、谷上駅から三宮など市中心部までの運賃は、550円から280円とほぼ半額になり、谷上駅で接続する神戸電鉄を含めて利用客低迷からの脱却が見込まれている。

 

●車両一覧


▲7000系  

 

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