伊豆箱根鉄道1100系


伊豆箱根鉄道色で活躍していたころの姿。
(写真:駿豆線 修善寺駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1964(昭和39)年
伊豆箱根鉄道デビュー年:1989(平成元)年
元運行区間:駿豆線

●通勤用の色が強い、もと西武鉄道701系

 西武鉄道新宿線などで活躍していた701系を伊豆箱根鉄道が譲受し、3編成を導入したもので、駿豆線で活躍していた1000系を置き換えた。ちなみにもと西武701系であった車両は伊豆箱根鉄道以外にも、総武流山電鉄や三岐鉄道などでも活躍しており未だに現役として様々な場所で活躍中である。

 元々が通勤用車両であったため、観光色が強い伊豆箱根鉄道では珍しく全車がロングシートであるのが特徴。なお、形式は置き換えた1000系のものを踏襲しているため、1100系でありながら1100番台の車番をもつ車両が存在しない。

 老朽化に伴い引退することが決定し、2010(平成22)年に第2編成、第3編成がが引退。残る第1編成も2012(平成24)年6月に引退し形式消滅となった。なお、第1編成は引退に際して塗装を西武鉄道時代をイメージしたツートンカラーに変更。ただし、塗り分け位置は伊豆箱根鉄道のものを踏襲しているため、異なっている。

●カラーバリエーション


西武鉄道時代風の塗装に変更された晩年の姿。
(写真:駿豆線 三島二日町駅/撮影:裏辺金好)

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