鹿島鉄道キハ714形


ワンマン運転化改造がされていないため、活躍は少ない。
(写真:石岡駅/撮影:リン)

●基本データ

 デビュー年:1953(昭和28)年
 元、運行区間:鉾田線

●貴重な夕張鉄道の生き残り

 新潟鉄工所(現、新潟トランシス)で製造された気動車で、北海道の夕張鉄道で活躍していた北海道内初の液体式内燃動車。1976(昭和51)年に、現在もの鹿島鉄道へ譲渡され、車内のロングシート化や、のちに車体更新が行われ外版の取替えなどが行われた。それでも、製造当時に流行した、前面の湘南電車スタイルのデザインは夕張鉄道時代の面影を残し、同時に現役の湘南顔の車両として貴重な存在である。

 幸いにも鹿島鉄道保存会に引き取られ、茨城県小美玉市にある私設・鹿島鉄道記念館(普段は非公開)で保存されている。

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