京阪電鉄旧3000系(現8000系30番台)
       Keihan Electric Railway Series 3000 (→8030)

複々線区間を走る旧3000系。1編成しか在籍しないため出会うのは結構難しい。
(写真:京阪本線 森小路駅/撮影:グロッグフロッグ)
●基本データ・運用区間
デビュー年:1971(昭和46)年
運行区間:京阪本線、中之島線、鴨東線、大井川鐵道、富山地方鉄道

●8000系に編入され、まだまだ鳩マークを誇らしげに今日も走る
 長らく特急車として君臨してきた1900系を置き換えるために登場した京阪の特急車両。世界で初めて自動座席転換装置を装備、カラーテレビを搭載するなど当時としては画期的な車両となった。

 登場当初は1900系の増備という形で新造されたが、当時冷房化されていなかった1900系よりも冷房車である3000系に乗車しようとする人が増えたために1900系の置き換えとして増備され続け、結果として京阪特急の主役として1900系を置き換えた。

 その後、鴨東線の開業の際に新型特急車の8000系が登場。車内のアコモデーションの差が決定的になり8000系の増備が決定されると、一世代前の特急車である1900系のように一般車に格下げされるかと思いきや、1900系の一般車の格下げ改造の際に思いのほか費用がかかった事を理由に順次廃車、1編成を残して富山地鉄や大井川鉄道に譲渡され第2の人生を送る車両が多数存在する。

 残った1編成は8000系と同等の設備に揃えられたが、それと同時に1両が自社工場で二階建て車両となった。これが好評を得て8000系にも二階建て車両が連結されるようになるなど、現在の京阪特急の二階建て車の基礎を作り上げた車両でもある。現在も在籍し、鳩マークを掲げながら疾走する姿を見ることが出来る。

 なお、中之島線用の新3000系登場により、2008(平成20)年6月24日をもって8000系へ編入され、8000系30番台に区分されている。今後は新塗装化がいつになるのか、注目される。

●8000系編入後

下二桁の車番が30番台に区分され、他の8000系とは区別されている。
(写真:京阪本線 墨染駅/撮影:国鉄車両好様)

●大井川鐵道運用車両

2両編成に短縮されたが、京阪時代と同じ塗装で活躍。しかも「3000系」として在籍している。
(写真:家山駅/撮影:リン)

●富山地方鉄道運用車両

入線当時は京阪時代と同様の塗装だったが、現在は全てオリジナルカラーに塗られている。
(写真:稲荷町テクニカルセンター/撮影:裏辺金好)