京急電鉄400形


(写真:京急本線/京急蒲田駅/撮影:daikiti 様)

●基本データ

デビュー年:1942(昭和17)年
主な元運行区間:京急本線、空港線など

●様々な形態が存在する400形

 3扉ロングシート釣り掛け駆動車を統合した形式で、様々なタイプが存在。
 1942(昭和17)年に東急デハ5300形と製造され、京急デハ300形を経て400形に改番されたものが最も古いグループ。外観の雰囲気は230形に近い。18m級の両運転台の車両で、1965(昭和40)年には片運転台化、貫通路の設置が行われて400形となったもの。1979(昭和54)年に空港線での運用を最後に引退した。

 それから1953(昭和28)年に600形(初代)として、500形の3扉・ロングシート版として誕生したグループ(440形など)は、京急電鉄で塗装に白帯を最初に取り入れた車両。1973(昭和48)年に更新が行われるも、1983(昭和58)年に全廃された。

 また写真の車両は、1953(昭和28)年〜1955(昭和30)年製の460形。これは初代700形(600形2代目)の3扉・ロングシート版として登場した車両が、400形に改番されたグループ。400形グループの中で最後まで活躍し、1986(昭和51)年に引退した。
 
 400形は少数が弘前電気鉄道、総武流山電鉄などに譲渡されたが、いずれも長く活躍することは無く廃車されている。

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