京成電鉄3200形・3300形
       Keisei Electric Railway Type 3200 and 3300

寅さんの地元をゆったり走行する3300形。
(写真:金町線 京成金町〜柴又/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1964(昭和39)年
元・運行区間:京成本線、金町線、千葉線、千原線、都営浅草線、京急本線、空港線、芝山鉄道
【北総鉄道7260形としては、現在は以下の区間で運行中】
 運行区間:北総線、京成本線、押上線、都営浅草線、京急本線、空港線

●京成最後の「赤電」グループ形式
 京成で初めて両開き扉を採用し、それまでの赤電グループの車両からより通勤輸送に特化した車両が3200形、そこから車内の手すりの増設などを行ったのが3300形である。また3200形のうち3290番台は特急「開運号」用の車両として片開き扉として登場した。

 その3200形・3300形も新3000形の増備により次々と置換えられており、このうち引退記念として旧赤電塗装となっていた3298編成は2007(平成19)年3月に廃車回送。残る3200形は1編成となっていたが、同年11月に引退した。そして、3300形も新3000形に置換えが進められ、2015(平成27)年2月28日に臨時特急「成田山号」としての運転を最後に運用を離脱した。

 なお、2003(平成15)年から2005(平成17)年までは、3200形が北総鉄道にリースされ、7250形(7258編成)として活躍したほか、2006(平成18)年からは、3300形が北総鉄道へ7260形(7268編成)としてリースされており、3300形としては過去となった京急への乗り入れも実施している。

●カラーバリエーション

現在は見られない3200形。
(写真:京成本線 青砥駅/撮影:裏辺金好)

3200形の赤電塗装。
(写真:高砂検車区 *公道より撮影/撮影:与太郎)

2009年に青電塗装となった3356編成。
(写真:千葉線 検見川浜駅/撮影:裏辺金好)

2009年に赤電塗装となった3324編成。
(写真:千葉線 検見川駅/撮影:デューク)

2009年にファイアーオレンジ塗装となった3312編成。
(写真:京成津田沼駅付近/撮影:裏辺金好)