近畿日本鉄道8810系/9000系/9200系


2両編成で活躍する9000系。
(写真:名古屋線 米野駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ・運用区間

デビュー年:1981(昭和56)年
主な運転区間:奈良線、京都線、名古屋線など

●大阪線1400系ベースの車両

 8810系は奈良線、京都線向けの車両として開発され、大阪線用の1400系を基本とした車両。界磁チョッパ制御方式を採用した系列で、4両編成8本が製造された。

 さらに1983(昭和58)年には、やはり奈良線、京都線向けに2両編成版といえる9000系が登場。こちらの主電動機は名古屋線の1200系と同一となっている。登場から長らく、奈良線、京都線で活躍していたが、2006(平成18)年12月までに全車が名古屋線に転属した。

 また、9000系と同じく1983(昭和58)年に京都線向けに投入された3両編成は9200系として区分。1991(平成3)年には1020系規格の車体断面で車体をアルミ製とした中間車1両が増備され4両編成となった。

●8810系


4両編成で活躍する8810系。
(写真:橿原線 近鉄郡山駅/撮影:裏辺金好)

●9200系


4両編成で活躍する9200系。うち中間車1両は1020系のサ1170形と同一設計で増備されたもので、車体の断面が異なっている。
(写真:大阪線 今里駅/撮影:リン)

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