紀州鉄道キテツ1形


キテツ1は赤帯を巻いている。
(写真:紀伊御坊車両検修区/撮影:裏辺金好)

●基本データ・運用区間

デビュー年:1985(昭和60)年
紀州鉄道デビュー年:2000(平成12)年
運行区間:紀州鉄道線

●紀州鉄道初の冷房車両

 北条鉄道のレールバスであるフラワ1985−1、フラワ1985−2を譲り受けたもの。

 フラワ1985形は北条鉄道開業に伴い投入された富士重工業製のレールバスで、3両が登場。全長12.5m、重量16.5tと小型なのが特徴で、加西市の観光名所であるフラワーパークから、形式名をフラワ1985とした。また、同時に開業した三木鉄道のミキ180形と同一構造である。

 こうしたレールバスは各地で引退しているが、紀州鉄道では初の冷房つき車両として重宝されている。なお、最初に導入されたのはフラワ1985−2で、続いて2009(平成21)年よりフラワ1985−1がキテツ1形の仲間入りをしている。
(元フラワ1985-2が「キテツ-1」、元フラワ1985-1が「キテツ-2」)

 2016(平成28)年1月に信楽高原鐵道SKR300形SKR301号車を導入したことに伴い、既に休車状態にあったキテツ-1は引退し、2017(平成29)年3月に同じ和歌山県内の有田川町鉄道公園に無償譲渡されている。

●カラーバリエーション


キテツ2は緑帯とオレンジ帯を巻いている。
(写真:西御坊駅/撮影:裏辺金好)

登場時は広告車両となっていたキテツ1
(写真:御坊駅/撮影:リン)

●車内の様子


(撮影:リン)

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