紀州鉄道KR301形


(写真:御坊〜学門/撮影:リン)

●基本データ・運用区間

デビュー年:1995(平成7)年
紀州鉄道デビュー年:2016(平成28)年
運行区間:紀州鉄道線

●貴重な大分交通の生き残り

 信楽高原鉄道のSKR-300形(SKR−301号)の無償譲渡を受けて、2016(平成28)年1月31日から運用開始した車両。車内はセミクロスシート。

 SKR-300形は、信楽高原鉄道が車両の増備を目的として投入した富士重工業製の車両で、1両が投入。車体長は15m級で、正面はパノラミックウインドウ、側面扉は幅広引戸、側窓がそれぞれ独立するなど、それまで信楽高原鉄道で運用していたバスタイプのデザインから脱却したのが特徴。天竜浜名湖鉄道TH3000形なども同形状である。

 後継車両であるSKR−400形が登場したことに伴い、2015(平成27)年10月に引退し、紀州鉄道へ譲渡。塗装の変更は行われていないが、側面に貼られていた「信楽焼のタヌキ」は御坊市観光協会提供の「宮子姫」のイラストに変更されている。

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