高松琴平電鉄1020形


1032形のみは、名鉄時代から高運転台で異彩を放っていた。
(写真:琴平線 高松築港駅/撮影:武蔵野通信局 禁転載)

●基本データ

デビュー年:1957(昭和32)年/ことでんデビュー年:1968(昭和43)年
元・運行区間:琴平線、長尾線

●四国で活躍した名鉄の車両

 名古屋鉄道が木造車両の機器を流用して誕生させたもので、日本車輌で製造。7000系パノラマカーの導入に伴い余剰となった車輌が1968〜74年にかけて高松琴平電鉄に譲渡され、近代化に大きく貢献することに。8編成16両が「ことでん」入りし、特に琴平線では一時は最大勢力を誇るようになった。また、車内は名鉄時代はクロスシートだったが、ラッシュ時を考慮してロングシートに改造された。

 1985(昭和60)年に4両が高性能化されたが、他の車両は京急600形の導入に伴い高性能化は行われず、廃車。さらに2004(平成12)年11月に1029-1030、1031−1032が廃車となり、形式消滅した。

●バリエーション


ノーマルタイプ(?)の1020形(左)。
(写真:haru様)

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