栗原電鉄C15形


(撮影:くりはら田園鉄道線 若柳駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ・運行区間

デビュー年:1956(昭和31)年
元運行区間:栗原電鉄線

●元々は阪急の車体と西武の台車を組み合わせて誕生

 阪急81・86形の木造車体と西武鉄道からの台車を組み合わせて、C14形(C141、C142)の2両が誕生。ところが、既に老朽化著しかったことから、1960(昭和35)年にC141が、1961(昭和36)年にC142が、M15形と同様の車体へ鋼体化改造。この際に車体が15m級となったことから、形式をC15形と改められ、車番はそれぞれC151、C152となった。

 石越寄りのみ設置された片運転台仕様なのが特徴。細倉寄りは切妻で、テールライトのみ設置されているが運転台はないが、連結相手のM15型が両端非貫通構造のためである。

 1995(平成7)年3月31日に栗原電鉄が廃止された後、C151はM151、M153とながらく若柳駅構内で留置され、自転車置場になっていたM182に連結され、貨物ヤードで留置されていたが、後に解体された。一方、C152は、M152,ED201と共にチャチャワールド石越の休憩所として第2の人生を送っている。 

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