くりはら田園鉄道KD95形


(写真:くりはら田園鉄道線 若柳駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ・運行区間

デビュー年:1995(平成7)年 ※製造は前年12月
元運行区間:くりはら田園鉄道線

●くりはら田園鉄道開業時に新製投入

 1995(平成7)年4月に、栗原電鉄が第三セクター「くりはら田園鉄道」へ移行した際に3両が投入された、富士重工業製の両運転台ディーゼルカー。

 貫通扉上部に、細倉鉱山で使用されたレトロ風カンテラを模した前照灯にユニット前尾照灯装備しているのが特徴。独特の赤紫色の塗装を纏い、1両ずつ白鳥、栗駒山、伊豆沼の切り抜きを側面に貼るという沿線の特色と、栗原電鉄の歴代の車輌から名前を取っていたのが特徴である。

 車内はセミクロスシートで、中央部に4人掛け3組、2人掛け3組のボックスシート、それ以外はロングシートを備える。

 2007(平成19)年3月31日に、くりはら田園鉄道が廃止された後も、旧若柳駅を活用した「くりはら田園鉄道公園」で3両全てが保存。うち、KD951、KD953の2両が動態保存されている。

●車内の様子など


くりはら田園鉄道公園内の「くりでんミュージアムゾーン」(旧若柳駅修繕庫)で保存されている、KD952。
(撮影:裏辺金好)


車内の様子
(撮影:裏辺金好)

運転台の様子
(撮影:裏辺金好)

 

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