栗原電鉄M15形


くりはら田園鉄道公園のオープンに合わせて、きれいに修繕されたM153。
(写真:くりはら田園鉄道公園/撮影:裏辺金好)

●基本データ・運行区間

デビュー年:1955(昭和30)年(営業開始は1956年4月1日より)
元運行区間:栗原電鉄線

●栗原電鉄が投入したオリジナル車両

 栗原電鉄が1955(昭和30)年に1,067mmへ改軌された際に投入した車両。形式の「15」は、栗原電鉄での形式が車体全長を形式として付ける方式であるため、全長が15mを表している。

 ノーシル・ノーヘッダーのボディ、オイルダンバー使用のFS21形台車の採用など、当時としては最新設計の車輌であり、さらに照明の蛍光灯には格子状のカバーが掛けられるなど、当時の地方鉄道電車としては最新のデラックス車であった。

 1995(平成7)年4月1日付で、くりはら田園鉄道へ転換された際に廃車されたが、M152はED201、C152とともにチャチャワールド石越の休憩室となった。また、M153は「くりはら田園鉄道公園」開業に合わせてお色直しの上、静態保存されている。

●くりはら田園鉄道時代の姿


くりはら田園鉄道当時の姿。ボロボロではあったが、後輩たちの活躍を見守るM153。まさか、共に「くりでん」の最後を見届けることになるとは。
(写真:若柳駅/撮影:裏辺金好)

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