松浦鉄道MR-100,MR-200.MR-300形


(写真:西九州線 小浦〜真申/撮影:裏辺金好)

●基本データ・運行区間

デビュー年:1988(昭和63)年
元運行区間:西九州線、JR佐世保線、JR大村線

●開業時から活躍した旧主力車両

 松浦鉄道が運営開始にあたって導入した車両で、新潟鉄工所(現・新潟トランシス)にて製造された16m級軽快気動車。前年に登場した錦川鉄道(山口県)のNT−2000形や、JR西日本キハ120形と同タイプで、兄弟形式は日本各地の第三セクター鉄道に存在する。

 松浦鉄道では複数のバリエーションがあり、前面に貫通扉を持つMR−100形(車内:セミクロスシート)と、開業後に増備されたイベント対応のMR−120形(車内:オールクロスシート)、そして前面を非貫通型としたMR−200形(車内:セミクロスシート)、同じく非貫通型でイベント対応車のMR−300形(車内:セミクロスシート、のちオールロングシート)が存在している。

 現在は後継車両であるMR−600形により置き換えが進められており、残るはMR−100形のみとなっていたが、2012(平成24)年3月25日に運用を終了した。

●カラーバリエーション


2004年9月〜2006年12月まで運転されたラッピング車両「大地からの贈物号」。
MR−123に施されたもので、長崎県内沿線自治体の産品をPRしていた。
(写真:西九州線 有田駅/撮影:九州の田舎者様 禁転載)


平戸での日蘭通商400周年を記念した「平戸・オランダ年」PRラッピング車両・MR−109。
(写真:西九州線 佐々駅/撮影:裏辺金好)

MR−100形とは塗り分けも異なるMR−300形。
(写真:西九州線 有田駅/撮影:九州の田舎者様 禁転載)

踏切事故にて大破し車体を乗せ変えたMR−301。このとき、残存した部分は佐々駅構内で使用されている。ところで、この方向幕はいったい・・・。
(写真:西九州線 佐々駅/撮影:裏辺金好)

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