名古屋鉄道7000系


(撮影:名古屋本線 栄生駅/写真:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1961(昭和36)年
運用区間:なし(引退)

●各方面に衝撃を与えた特急車両

 「パノラマカー」の愛称で登場した名古屋鉄道を代表する特急車両。日本で初めて運転台を2階に上げて前面展望席を設置したほか、細かいピラーで区切られただけの連続窓、ミュージックホーン、デジタル式速度計、スカーレット一色の外部色など当時としては異例尽くめの特急車両となった。制御方式は直巻整流子電動機を用いた抵抗制御方式を採用。
 当初は6両編成だったが、のちに4両編成なども登場。最盛期には6両編成10本、4両編成14本が在籍し、名古屋鉄道各線で見ることが出来た。
 長らく活躍してきた名古屋鉄道の名車だが、ついに後進に道を譲ることになり2008(平成20)年12月改正を持って定期運用を離脱し、2009(平成21)年8月にさよなら運転を行い、全廃された。ただし、中京競馬場内に3両が保存されているほか、幸いにもトップナンバー先頭車2両が舞木検査場で保存された。

●バリエーション


前面に掲示する列車種別、行先を幕式に改造した車両も存在。
(撮影:名古屋本線 栄生駅/写真:裏辺金好)

登場時の7000系の姿に復元し、2008年11月9日に復活運転されたときの姿。
(撮影:名古屋本線 御油〜国府/写真:ネオン)

1982年に特急専用車として改造された車両は白帯車が巻かれていた。2002年に消滅したが、2008年にリバイバルされて運転。
(撮影:名古屋本線  下小田井〜東枇杷島/写真:ネオン)

●車内の様子


車内の様子。
(撮影:500系こだま様)

速度計の様子。
(撮影:500系こだま様)

前面からの展望。
(撮影:裏辺金好)

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