水間鉄道1000形(旧7000系)


水間鉄道1000形1001Fは赤帯。
(写真:水間線 水間観音駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1962(昭和37)年/水間鉄道デビュー年:1990(平成2)年
運行区間:水間線

●水間鉄道再生のシンボルとして再改造

 老朽化していた501形を置き換えるため、東急電鉄で活躍していた7000系を購入したもの。7000系はアメリカのバッド・カンパニーとの技術提携の下に製造された、日本初のオールステンレス車で、東横線と営団地下鉄(現、東京メトロ)日比谷線の相互乗り入れ用に開発されたもので、1999(平成11)年7月に、こどもの国線での活躍を最後に東急からは引退している(ただし、一部は機器などの更新により7700系に改造され池上線などで活躍中)。

 多くの車両は1990年前後に廃車となっているが、そこで水間鉄道では余剰となった7000系の購入を決定し、東横車輌電設でワンマン化の上で10両が入線。うち、中間車だった4両には切妻非貫通の運転室をつけ、2両編成とした。系列名は東急時代と同じく、7000系。

 2006(平成18)年から2007(平成19)年にかけて、水間鉄道の会社更生に伴い4編成の内外装を更新して1000形へと改造が行われている。内容は、前面行先表示のLED化、ATS機器の整備、先頭車前面下部へATS車上子保護の排障器の設置、1編成ごとに帯色を変えるなど。なお、7000系のままで残る7003Fは運用を離脱した。

●カラーバリエーション


水間鉄道7000形7003F。1000形に改造されることなく運用を離脱した。
(写真:水間線 水間観音駅/撮影:リン)

水間鉄道1000形1003Fは青帯。
(写真:水間線 水間観音駅/撮影:リン)


2017(平成29)年から1003Fは、青森県の弘南鉄道カラーになっている。なんと弘南鉄道のロゴマークまで・・・。
(写真:水間線 水間観音駅/撮影:鐵)

緑系の帯を巻く1005F。
(写真:水間線 水間観音駅/撮影:裏辺金好)


水間鉄道1000形1007Fは橙帯。
(写真:水間線 水間観音駅/撮影:裏辺金好)

●車内の様子


1000形車内の様子。
(撮影:リン)

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