長崎電気軌道1050形


都電カラーで活躍した701号。
(写真:浦上車庫/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:1952(昭和27)年
長崎電気軌道デビュー年:1976(昭和51)年
運行区間:長崎電気軌道線

●仙台市電からの譲渡車

 仙台市電(仙台市交通局)モハ100形のうち、同線の廃止に伴い1952(昭和27)年に製造された117〜119、121、124号の計5両を導入したもの。仙台市電になぞらえ、形式をセンダイ(1000番台)+昭和51年(50年代)運転開始ということで1050番台=1050形としている。

 しかしながら非冷房であったことから、1200形の登場以降は運用頻度が減少。1990(平成2)年〜2000(平成12)年にかけて4両が廃車され、1051号(もと117号)のみが残る。

 なお、1051号は1985(昭和60)年長崎電気軌道開業70周年記念で、仙台市電時代の塗装に復元。動態保存車として活躍していたが、車両維持が困難になったことから、2019(平成31)年3月を以って引退する。

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