西日本鉄道8000形


(写真:天神大牟田線 西鉄二日市駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ・運行区間

デビュー年:1989(平成元)年
元運行区間:天神大牟田線、太宰府線

●西鉄を代表する特急車両

 2000形に代わる特急用電車で、6両編成×6本が誕生。従来の西鉄車両からデザインが大幅に刷新され、流線形ボディー、ワイド窓が特徴である。

 側扉は2ドアで、客室の出入口間は背ずり転換式クロスシートを基本とし、車端部をロングシートとしたセミクロスシートの配置。特に、先頭車においては先頭寄りをクロスシートとし、さらに前面、側面の窓を大きくしたことでパノラマ景色が堪能可能である。

 2000年代に入ると様々なラッピングが施されるようになり、特に2014(平成26)年には太宰府観光活性化を目的として8051Fが観光列車「旅人」として観光列車「旅人(たびと)」に改造。こちらは車外のラッピングの他に、車内も多少の改造が施されており、化粧板を各車ごとに異なる和文様柄に変更したほか、太宰府の土産物などを展示するカウンターの設置などが行われている。

 また、2015(平成27)年10月4日からは、柳川観光列車「水都」に改造された車両が登場。外観は「柳川の四季」をテーマとして各車ごとに異なる日本の伝統色や模様にラッピングされたほか、内装もこれに合わせた色調に変更。また、柳川の土産物を展示するスペースなどが設置されている。なお、2017(平成29)年7月22日からは、3000形改造の「水都」にバトンタッチした。さらに、同年9月16日からは、やはり8000形に代わって3000系が太宰府観光列車「旅人」の2代目として運転を開始し、これを以って8000形は全編成が引退した。

●観光列車「旅人」(2014年登場)


日中は太宰府線の普通列車として運用された「旅人」
(写真:大宰府線 西鉄二日市〜西鉄五条/撮影:裏辺金好)

1両ごとに大宰府の名所を描いている。
(写真:大宰府線 西鉄二日市〜西鉄五条/撮影:裏辺金好)

(写真:大宰府線 西鉄二日市〜西鉄五条/撮影:裏辺金好)

(写真:大宰府線 西鉄二日市〜西鉄五条/撮影:裏辺金好)

(写真:大宰府線 西鉄二日市〜西鉄五条/撮影:裏辺金好)

(写真:大宰府線 西鉄二日市〜西鉄五条/撮影:裏辺金好)

(写真:大宰府線 西鉄二日市〜西鉄五条/撮影:裏辺金好)

●水都(2015年登場)


改造されたのは8061F。
(写真:天神大牟田線 大保〜西鉄小郡/撮影:kajibooh)

各車ごとに異なるデザインのため、両端先頭車の雰囲気も異なる。
(写真:天神大牟田線 筑紫〜津古/撮影:kajibooh)

●「妖怪ウォッチ」ラッピング車(2014年登場)


ラッピングされたのは8021F。
(写真:天神大牟田線 西鉄二日市駅/撮影:裏辺金好)

(写真:天神大牟田線 西鉄二日市駅/撮影:裏辺金好)

(写真:天神大牟田線 西鉄二日市駅/撮影:裏辺金好)

(写真:天神大牟田線 西鉄二日市駅/撮影:裏辺金好)

(写真:天神大牟田線 西鉄二日市駅/撮影:裏辺金好)

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