能勢電鉄1700系


(写真:妙見線 川西能勢口駅/撮影:与太郎)

●基本データ

デビュー年:1990(平成2)年
運用区間:妙見線、日生線

●登場時はオリジナル塗装を初披露

 1990年〜92年にかけて、阪急2000系を改造して誕生。
 阪急時代に冷房化改造が実施済であり、クーラー同士の間隔は1500系に比べて広くなっている。また、入線時には1500系同様に前面方向幕の設置や600V化改造が施される一方で、将来の1500Vへの昇圧が計画されていたため、600V→1500V切り替えスイッチが搭載された。

 登場時には阪急時代のマルーン単色から一転、オレンジ地にグリーン帯が巻かれた出で立ちで現れ、鮮烈なデビューを飾った。後に1000系、1500系も同じ塗装に変更されたが、不評だったためか、暫くして再度変更されることとなる。そして、クリーム地に赤帯などの様々なパターンの試験色を経た後、クリーム地に各扉周辺がオレンジ、更に客扉のオレンジ部の左右に白を配した塗装に落ち着いた。

 しかし、2003(平成15)年夏までにこの塗装は消滅し、結局阪急と同じマルーン単色に全車が変更されている(ただし、前述のとおり1500系を用いて、2008(平成20)年からリバイバル塗装として期間限定で復活した)。また、2014(平成26)年4月からは、「日本一の里山」と言われる川西市黒川地区などの里山風景をPRするラッピング電車「里山号」が運転を開始している。

●バリエーション

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(写真:妙見線 多田駅/撮影:関西ライナー様 禁転載)

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