小田原急行鉄道1形


小田急の歴史の生き証人的存在。
(写真:海老名車両基地/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1927(昭和2)年
元、運行区間:小田原線、相模鉄道、熊本電鉄など

●小田急発足に伴い登場

 小田急の前身である小田原急行鉄道が1927(昭和2)年に開業するのに伴い、投入された一般型車両。戦時中に国策によって、いわゆる大東急に統合されると、大東急1150形と改番された。

 戦後は相模鉄道を経て日立電鉄、京福電気鉄道に譲渡された車両があるほか、大東急解散に伴い小田急電鉄1100形として復帰した車両は、1959(昭和34)年に熊本電鉄へ4両、1960(昭和35)両に日立電鉄へ4両が譲渡されるなど、地方私鉄で活躍。

 このうち、熊本電鉄ではモハ301形として活躍し、1981(昭和56)年に廃車されたモハ301号が、翌年に小田急へ再譲渡され、大野工場でモハ10号として復元されて静態保存。

 2021年(令和3)年4月19日からは、海老名駅隣接地にオープンしたロマンスカーミュージアムで展示されている。

●ロマンスカーミュージアムでの様子


(撮影:裏辺金好)

運転台
(撮影:裏辺金好)

座席はロングシート
(撮影:裏辺金好)

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