大井川鐵道1100形


車両ごとに様々な経歴を持つ岳南鉄道1100形。そのうちの1両を大井川鐵道で見ることが出来た。
(写真:千頭駅/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:1923(大正12)年/大井川鐵道デビュー年:1981(昭和56)年
元運行区間:大井川本線

●武蔵野鉄道サハ106がルーツ

 元・岳南鉄道1100形1105号。
 1923(大正12)年5月に梅鉢車両で製造された武蔵野鉄道(→西武鉄道)サハ106を、1949(昭和24)年に岳南鉄道(現、岳南電車)へ譲渡。さらに1960(昭和35)年に汽車会社でセミステンレス車体にしたもので、試作的な意味合いを持っている。大井川鉄道(現、大井川鐵道)に譲渡された後は単行型の電車として重宝され、様々な用途に使用されたが、老朽化により引退。
その後は千頭駅構内に留置され、倉庫として使用されていたが、2016(平成28)年6月に解体された。

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