岡山電気軌道


〇解説

 岡山駅から岡山城付近を経由し、東山公園を結ぶ東山線、岡山駅から柳川で東山線と分岐し清輝橋にいたる清輝橋線の2路線を持つ路面電車。2つ合わせて約4.7kmと日本の路面電車の中で最も短い路線である。その歴史は古く、1912(明治45)年5月5日に現在の社名と同じ岡山電気軌道として開業。今の東山線の一部である駅前〜城下で運転を開始し、路線を延伸。1968(昭和43)年に番町線(上之町〜番町)0.9kmが廃止された以外は、一部の線路移設を除き、基本的にはそのまま残る。

 これまで環状線化などの路線の延伸が議論されているが、なかなか進展が見られなかった。しかし、2018(平成30)年10月に岡山市では2023年度にJR岡山駅東口広場に路面電車を乗り入れさせることを発表し、100m延伸される見込みである。

 また、車両面では水戸岡鋭冶氏のデザインによる超低床車両9200形「MOMO」「おかでんチャギントン」、3000形「KURO」などで話題を集めている。特に2019(平成31)年3月16日に運転を開始した「おかでんチャギントン」は、アニメそのままの姿を再現しており、世界にも類を見ない車両となっている。

■保有車両

▲3000形 ▲7000形〜7300形
▲7400形・7500形 ▲7600形・7700形
▲7900形 ▲9200形
 
▲おかでんチャギントン  

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