嵯峨野観光鉄道DE10形+客車


独特なカラーリングも特徴の嵯峨野観光鉄道。
(写真:嵯峨野観光線 トロッコ嵯峨駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1969(昭和44)年 ※DE10 1000番台の登場年
嵯峨野観光鉄道デビュー年:1991(平成3)年
運行区間:嵯峨野観光線

●今や京都を代表する観光スポットに定着

 親会社のJR西日本より譲り受けたDE10 1104号機とトキ25000形無蓋貨車の改造車5両編成 (SK300−1+SK100−1+SK100−11+SK100−2+SK200−1) から成るトロッコ列車。このうち、SK300−1は1998(平成10)年の登場で、それ以外は1991(平成3)年に誕生している。

 1〜4号車はネイチャー・サルーン号と名づけられ、2000(平成12)年にリニューアル。上下に大きく開閉できる広い窓が特徴である。また5号車(SK300形)はザ・リッチ号と名づけられ、大自然をより体感できる様に窓ガラスを取り外し、腰板と床は格子とした非常にユニークで開放感のある車両。もちろん雨の日は座れる状態ではないため、指定席は当日のみの販売というのも面白い。

●客車



●客車


運転台付きのSK200-1。馬堀駅方先頭に連結され、機関車を遠隔制御して運転される。
(写真:嵯峨野観光線 トロッコ嵐山〜トロッコ嵯峨/撮影:裏辺金好)

SK100-1、SK100-2は窓を設けない開放構造として登場。2000(平成12)年に上側に固定窓、下側に下降窓を設ける改造が施されている。
(写真:嵯峨野観光線 トロッコ嵐山〜トロッコ嵯峨/撮影:裏辺金好)

SK100-11は窓を設け、一般的な客車に近い姿で登場したが、2000(平成12)年の改造によってSK100-1、SK100-2と殆ど変わらない外観となった。
(写真:嵯峨野観光線 トロッコ嵐山〜トロッコ嵯峨/撮影:裏辺金好)

SK300-1は「ザ・リッチ」の愛称を持ち、側面に格子状の柵を設けるなどより開放的な構造に。
(写真:嵯峨野観光線 トロッコ嵐山〜トロッコ嵯峨/撮影:裏辺金好)

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