山陽電鉄3000系


1次車登場時の塗装が施された3000系トップナンバー編成と、標準塗装の3072編成。
(写真:東二見駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1964(昭和39)年

●阪急、阪神直通を見越して誕生した通勤電車

 5000系と共に現在の山陽電鉄の主力を占める3扉ロングシートの通勤型電車。

 前面の左右窓は国鉄113系や153系などにも共通する曲面ガラスを採用し、運転手の視界拡大を実現。車体は1次車など少数がアルミ車体で登場した後、普通鋼製の車体に設計を変更。後に、再びアルミ車体へ設計が変更されて投入されている。

 2004(平成16)年から順次リニューアルを開始。外観面ではサッシの黒色化と、連結面寄り車端部の側窓2枚分が1枚固定窓化されたのが特徴。一方で2016(平成28)年からは6000系が新製投入されており、3000系の廃車が進められている。

●バリエーション


3000系トップナンバー編成。種別表示器、行先表示器が飛び出しているのも特徴。
(写真:山陽明石駅/撮影:裏辺金好)

2次車である3004編成からしばらくは、普通鋼製の車体で登場し、山陽電鉄の標準色である紺色と黄色のツートンカラーが施された。2019(令和元)年7月に非リニューアル車の3030F編成に復刻されている。
(写真:西舞子〜大蔵谷/撮影:ひょん君)

現在の標準塗装。写真の3016編成は2006(平成18)年にリニューアルが実施されている。
(写真:山陽明石駅/撮影:裏辺金好)

3050編成以降は、3050系と区分。3066編成までの車体は普通鋼製だが、3068編成以降はアルミ車に戻った。
(写真:山陽明石駅/撮影:裏辺金好)

3000系3619号の車体は普通鋼製であるにもかかわらず、後ろに連結する2両がアルミ車体の車両のため、なんとアルミ車体風の塗装が施している。
(写真:山陽姫路駅/撮影:2面2000式様)

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