しなの鉄道115系


(写真:小海線 東小海駅より/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1963(昭和38)年
しなの鉄道デビュー年:1997(平成9)年
運行区間:しなの鉄道線、北しなの線、信越本線(篠ノ井〜長野)

●信越本線時代から引き続き活躍

 国鉄が111系をベースとして、113系の兄弟車として主に山岳地帯を考慮した出力増強と寒冷地での運用を考慮して設計した近郊形電車。本州各地の直流区間で使用されており、長野県でも全域で運用されている。

 1997(平成9)年10月1日に、JR信越本線(軽井沢〜篠ノ井)が「しなの鉄道」へ運営が移管されると、115系3両編成×11本が同鉄道へ譲渡。運行開始当初は、一部はJR時代の信州色に「しなの鉄道」ロゴマークを貼った姿であった。

 さらに、2013(平成25)年3月16日改正から、JR東日本から新たに受領した2両編成×7本が登場したほか、2015(平成27)年3月の北陸新幹線金沢開業に伴う、信越本線(長野〜妙高高原)の「しなの鉄道」経営移管に伴い、3両編成×5本が追加譲渡された。いずれもJR時代の塗装(信州色)のままで運転を開始し、順次塗装変更が進められている。

 この他、2012(平成24)年8月4日には、小諸市を中心とした沿線を舞台としたアニメ「あの夏で待ってる」ラッピング電車が登場し、翌年11月25日まで運行された。詳しくは、こちらのページで紹介しているので、参照されたい。また、2014(平成26)年7月11日からS8編成を水戸岡鋭治氏のデザインによって改造した観光列車「ろくもん」が登場。長野県産の木材をふんだんに使った内装が特徴で、要予約であるが、地元の名店による食事も提供される。

 さらに、2017(平成29)年には信州デスティネーションキャンペーンとしなの鉄道の開業20周年に合わせ、長野県内ゆかりの国鉄・JR塗装が続々と復活。湘南色、横須賀色、初代長野色、長野(信州)色(しな鉄ロゴなし)が誕生したほか、翌年には約30年前に存在した「コカ・コーラ」レッドカラーが当時と同じ編成で再現。これは、クラウドファウンディング方式で資金調達を実施したものである。

 なお、しなの鉄道所属の115系は後述の「ろくもん」を除いて、トイレは使用停止となっている。

●カラーバリエーション


しなの鉄道の観光列車として誕生した「ろくもん」。S8編成が改装されている。
(写真:しなの鉄道線 軽井沢駅/撮影:裏辺金好)

2017(平成29)年4月に「しなの鉄道」で復活した、初代長野色。S7編成に施されている。元々は1989(平成元)年4月に登場したもので、アイボリーホワイトを基調とし、緑と赤の帯を配している。1998(平成10)年の長野オリンピックに合わせて、2代目長野色(信州色)に塗装変更された。なお、しなの鉄道で再現するにあたって、車体側面のJRマークは省略されている。
(写真:しなの鉄道線 屋代〜千曲/撮影:リン)

2017(平成29)年5月20日に復活した湘南色。S3編成に施されている。
(写真:しなの鉄道線 滋野〜小諸/撮影:裏辺金好)

2017(平成29)年7月29日に復活した横須賀色。S16編成に施されている。
(写真:しなの鉄道線 戸倉駅/撮影:裏辺金好)

2017(平成29)年11月15日に、しな鉄ロゴを省略して登場した2代目長野色(信州色)。S15編成に施されている。
(写真:しなの鉄道線 戸倉駅/撮影:裏辺金好)

JR東日本の長野色(信州色)に「しな鉄」ロゴが施された姿。しなの鉄道発足時に見られ、順次しなの鉄道カラーに塗り替えられたが、JR東日本から2両編成が追加譲渡された際や、北しなの線開業を前に追加譲渡された際に、一時的に見られた。
(写真:篠ノ井線 長野駅/撮影:裏辺金好)

JR東日本の信州色をベースにした「AC長野パルセイロ」ラッピング列車。2013年9月24日から2014年12月8日までS11編成に施されて運転された。
(写真:しなの鉄道線 篠ノ井駅/撮影:ネオン)

アニメ「あの夏で待ってる」ラッピング編成
(写真:しなの鉄道線 大屋駅/撮影:裏辺金好)


2017(平成29)年1月から1年間運転された田窪恭治の作品「イイヅナのリンゴ」ラッピング。S11編成に施された。
(写真:北しなの線 長野駅/撮影:裏辺金好)

●車内の様子


(撮影:裏辺金好)

意外とハイテクな(?)しなの鉄道115系の設備。ドア上に液晶ディスプレーが設置され、スポンサーのCMが流されている。
(撮影:デューク)

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