静岡鉄道デワ1形


大切に保存されているようで、その姿はまるで現役時代のよう。
(写真:長沼駅構内/撮影:ロクマルサン様 禁転載)

●基本データ

デビュー年:1926(大正15)年
元・運行区間:静岡清水線

●見所満載の電動貨車

 大正15年に製造された日本車輌製の2軸有蓋電動貨車。その経年だけ見ても珍しいが、木造の車体、オープンデッキの運転台に今では完全に廃れたと言っていいバッファー・リンク式連結器を両側に備える全国的にもたいへん貴重な車両。デビュー当時はお茶や石炭の輸送をしていた。

 今では車籍は抹消されていて本線を走行することはできないが自走自体は可能なようだ。集電装置をポールからパンタグラフへ換えている以外はオリジナルの姿を保っており、保存状態も大変良好である。ちなみに普段は車庫の奥で保存されているが、イベントなどで見ることができる。
(解説:ロクマルサン様)  

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