東武鉄道5000系


野田線で活躍していた5070系の晩年の姿。5050系とは基本的には変わらなかった。
(写真:野田線 大宮駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1979(昭和54)年
元、運行区間:日光線、宇都宮線、伊勢崎線、佐野線、桐生線、小泉線、野田線、東上線、越生線

●首都圏の大手私鉄に唯一残る吊り掛け駆動車、ついに終焉

 5000系は3タイプに大別されるが、ここでは総てをまとめて紹介したい。
 当時、陳腐化が進んでいた7800系の足回りに、8000系未修繕車と同様の車体を載せた車体更新車両である。1979(昭和54)年に登場した5000系は、冷房化されておらず時代遅れとなっていたため、翌年から更新された車両は5050系として8000系と同様の接客設備を持つ車内となった。その後、野田線での使用を前提とした6両固定編成の5070系も登場した。

 その後、5000系も5050、5070系と性能を同じくするために冷房化改造を施されたが、2003(平成15)年に5000系は全車廃車され、5070系も2004(平成16)年に廃車。最後まで残っていたのは宇都宮線などで活躍していた5050系で、2006(平成18)年12月で引退した。

●バリエーション


5000系。
(写真:館林駅/撮影:与太郎)

5050系。
(写真:桐生線 赤木駅/撮影:与太郎)

●ギャラリー


5050系霜取りパンタ装備車。
(写真:東武日光線 下今市駅/撮影:与太郎)

(写真:伊勢崎線 牛田駅/撮影:与太郎)

5070系。
(写真:野田線 大和田駅/撮影:与太郎)

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