東海事業交通キハ11形


従来車に代わって運用を開始した東海交通事業のキハ11形300番台。このうちキハ11 301はJR時代の塗装のまま、ロゴやステッカーを追加して運用。
(写真:城北線 枇杷島駅/撮影:ネオン)

●基本データ

デビュー年:1993(平成5)年
運行区間:城北線、高山本線、太多線

●城北線の主力車両

 最初に投入されたのは親会社のJR東海キハ11形100番台に準じた、キハ11形200番台で城北線全通時に4両が誕生。このうち、実際に城北線で使用されたのは201,202の2両のみで、オリジナルカラーに塗られ、客用ステップを廃しているのが特徴。

 残る203,204はJR東海所属車と全く同一の姿で、しかも通常はJR高山本線、JR太多線で使用されていたが、2015(平成27)年4月に茨城県ひたちなか市の「ひたちなか海浜鉄道」へ譲渡された。残る201,202についてもJR東海からキハ11形300番台(301,302)が譲渡されることに伴い、ひたちなか海浜鉄道へ譲渡された。

 この結果、現在の東海事業交通で活躍するキハ11形はステンレス車体のキハ11形300番台2両のみ。301は2015(平成27)年9月から、302は2016(平成28)年3月から運行を開始しており、302については同年6月から200番台に施されていた塗装に変更されている。なお、トイレは使用不能。

●カラーバリエーション


城北線で使用された201、202は客用ステップが無いのが特徴。
(写真:城北線 枇杷島駅/撮影:裏辺金好)

JR東海色に塗られたキハ11−204。JRマークも掲出している。
(写真:太多線 可児駅/撮影:裏辺金好)

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