東京メトロ9000系
       Tokyo Metro Series 9000

前面形状は意外に起伏に富んでいる。
(写真:東急目黒線 多摩川駅/撮影:デューク)
●基本データ・運用区間
 デビュー年:1991(平成3)年
 運行区間:南北線、東急目黒線、埼玉高速鉄道線

●埼玉、東京、神奈川を縦断する「南北線」
 南北線開通用として投入された車両。当初は4両編成と東京の地下鉄としては大変短い編成で投入されたが、延伸による6両編成に増強しており、8両化も可能となっている。

 初期の編成はボックスシートも装備しているが、2次車以降は廃止されている。また、制御装置は1次車がGTOのVVVFインバータ制御だが、2次車以降はIGBTに変更。ワンマン対応でATO装置に対応しているほか、営団(当時)で初めて車椅子スペースを配置した。

 また2009(平成21)年に2編成が登場した5次車は、9年ぶりの増備として外観、車内共に大幅にリファイン。特に前面デザインは大きく変更され、フロントガラス下部をカーブさせ、シールドビーム式前照灯・尾灯はケース形状と灯具形状を丸型に変更した。また、内装白色系の化粧板仕様で、床材はエメラルドグリーンのゴム材を採用している。

 なお、南北線は駒込〜赤羽岩淵で開業して以降、南へ延伸を続け、四ツ谷、溜池山王、そして2000(平成12)年に目黒に延伸(目黒〜白金高輪は都営三田線と線路を共用)。9000系は目黒から東急目黒線へ乗り入れ、当初は武蔵小杉、さらに現在は日吉まで運転されるようになった。

 さらに2001(平成13)年3月28日に、埼玉高速鉄道(赤羽岩淵〜浦和美園)が開業し直通運転が開始され、9000系も北へ。運用範囲はさらに拡大している。