上田交通モハ5250形


現在も後輩達を脇目で見守りながら保存されている。
(写真:別所線 別所温泉駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1928(昭和3)年
元運行区間:別所線

●上田交通(上田電鉄)の歴史を今に伝える丸窓電車

 上田電鉄の前身である上田温泉電軌が現在の別所線に投入した車輌で、日本車輌製造で3両が誕生。誕生時はデナ200形を名乗り、1950(昭和25)年にモハ5250形となった。

 楕円形の戸袋窓が特徴であり、丸窓電車として親しまれ、1986(昭和61)年10月1日に上田交通が750Vから1500Vに昇圧化されると3両共に引退した。運用終了後、5251、5252号は別所温泉駅で静態保存。また、5253号は上田駅、のち中塩田駅に移動した後、2005(平成17)年に長野計器丸子工場で静態保存されている。

●車体側面


大正〜昭和初期にかけて少し流行した「丸窓」タイプの電車。その貴重な現存例である。
(写真:別所線 別所温泉駅/撮影:裏辺金好)

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