由利高原鉄道YR−3000形


赤色をアクセントカラーにしたYR−3002号。
(写真:鳥海山ろく線 川辺〜矢島/撮影:ネオン)

●基本データ

デビュー年:2012(平成24)年
運行区間:鳥海山ろく線

●ブロックパターンの塗装が鮮やかな新主力車両

 開業時から活躍するYR-1500置き換えのために2012(平成24)年から2014(平成26)年にかけて1両ずつ、合計3両が登場した車両で、製造は日本車輌製造が担当。松浦鉄道のMR−600形をベースに、バリアフリー対応のトイレ設置、着脱式イベントテーブル、電源の追加、バリアフリー設備の見直し、寒冷地対策でヒータ設備の追加、前灯の追加などを実施。

 車内は中央に4人掛けボックスシート8組、それ以外の部分はロングシート。また、座席モケットはYR-3001が由利本荘市の特産品「御殿まり」、YR-3002が「杉細工」、YR-3003が「刺し子」の模様と1両ずつ異なる。

 塗装は1両ごとにアクセントカラーが異なり、YR-3001が緑色(鳥海山麓に広がる田園、草花、木々をイメージ)、YR-3002が赤色(雪景色に映える夕日をイメージ、暖かみを感じさせるような配色(秋田県旗の色))、YR-3003が青色(豊かな水、沿線を流れる子吉川をイメージ)。座席モケットの色やバリアフリー対応トイレの扉の色も、車体のアクセントカラーに準じている。

 また、車体の幅が従来車より10cm拡がったほか、床が8cm低くなっている。愛称は「おばこ号」。

●カラーバリエーション


緑色をアクセントカラーにしたYR−3001号と青色をアクセントカラーにしたYR-3003号。
(写真:鳥海山ろく線 由利本荘駅/撮影:ネオン)

青色をアクセントカラーにしたYR-3003号。
(写真:鳥海山ろく線 矢島駅/撮影:ネオン)

●車内の様子


(撮影:ネオン)

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