長野 Nagano

軽井沢〜篠ノ井を運営する、しなの鉄道。主力はJRから引き継いだ115系で、長野駅まで入線する。
(写真:信越本線 篠ノ井駅/撮影:デューク)
○この都市圏の基本データ
市名 人口
長野市 36万人
千曲市  6万人
須坂市  5万人
中野市  4万人
○鉄道路線・特急など
長野新幹線あさま
(長野〜東京)
特急しなの (篠ノ井線・中央本線)
(長野〜松本〜名古屋)
信越本線
(篠ノ井〜長野〜豊野〜新潟)
篠ノ井線
(松本〜篠ノ井〜長野)
しなの鉄道
(軽井沢〜篠ノ井〜長野)
飯山線
(長野〜豊野〜越後川口)
長野電鉄長野線
(長野〜須坂〜湯田中)
長野電鉄屋代線
(篠ノ井〜須坂)

 長野電鉄の特急車両として長い歴史を持つ2000系。最近では、リバイバル塗装車両も登場。
(写真:長野線 長野駅/撮影:デューク)

 東急時代のイメージそのままに運転される長野電鉄8500系。半蔵門線内での撮影といわれても違和感が無い?
(写真:長野線 長野駅/撮影:デューク)
○路線別ダイヤ
 長野市は、人口36万の都市で、長野県の県庁所在地である。といっても、地理的には県の中心にはなく、北部に位置している。しかも、長野県自体南北に非常に広いので、この県庁所在地の位置は正直不思議さがある。

 まあ、そんな話はさておいて、長野市はオリンピックに合わせ新幹線が開業し、東京と1時間30分ほどで結ばれるという驚異的なスピードアップを遂げた。一方で在来線はJR(信越本線と、それに篠ノ井線と飯山線が乗り入れる)、そして長野電鉄、しなの鉄道という3者すべてが元気がない。長野市とその周辺は、マイカーへの移行と過疎化も絡み、利用客が減少している。

 長野電鉄は、基本的に長野市と中野市を結ぶ路線で、長野〜湯田中の33.2km(最近では本線と呼称)と、屋代と須坂の22.4kmを結ぶ路線(屋代線)を擁する。屋代は千曲市(旧・更埴市)内の駅で、須坂は須坂市の中心駅である。屋代ではしなの鉄道と、須坂では自社の路線と接続する。このように、長野電鉄は長野市周辺の市を結ぶ機能を持つ。

 長野〜湯田中間には日中を中心に特急が1時間間隔弱で走るほか、普通列車が10〜20分間隔で運行され、乗りやすいダイヤとなっている。都市圏輸送という点では申し分ない。一方、JR篠ノ井駅で接続する屋代線は、朝ラッシュ時に30分間隔で輸送をこなすと、あとは1〜2時間に1本と非常に少なくなる。

 なお、長野電鉄で使用車両は、普通列車は元営団地下鉄の3000系を改造した、3500系、もと東急8500系が中心。また、特急は長野電鉄オリジナルの2000系と、小田急ロマンスカーを使用した1000系「ゆけむり」を使用。

 信越本線は、新幹線の開業で長野より4駅南の篠ノ井以北がJR、以南がしなの鉄道と分離された。しなの鉄道は上田市や小諸市と長野の都市圏輸送を担当し、長野まで直通。朝は15分間隔、日中は20〜30分間隔で運行され、さらに篠ノ井からは松本からの篠ノ井線が直通してくるため10分間隔になることもあり、非常に本数が多い。経営はギリギリの線だが、それでも杉野前社長の時に経営が立て直され、今後が注目される。

 JRが担当する長野以北の方は、さらに厳しい現状である。1時間に1本ほどしかなく、それに長野〜豊野間は飯山線1時間に1本程度が少し乗り入れてくる程度だ。北陸新幹線全線開業時には、同区間も「しなの鉄道」に分離されるが、大丈夫だろうか。

 なお、普通列車に使用される車両の多くは、JR・しなの鉄道双方とも115系という全国でよく見かける車両を使用。



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