湘南新宿ライン(大宮〜横浜)
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池袋から宇都宮へ向かう115系。湘南新宿ライン開業後、しばらくは池袋発着列車も残存した。
(写真:池袋駅/撮影:裏辺金好)
 宇都宮、高崎方面か在来線で横浜方面へ行くためには、上野駅で一度下車し、山手線・京浜東北線で東京駅へ向かい、東海道本線に乗り換える必要がありましたが、2001(平成13)年に新宿経由で直通運転を行う湘南新宿ラインという運行ルートが新設。大宮からは東北本線(宇都宮線)・高崎線と別の線路を走り、さいたま新都心駅、浦和駅を通過。大崎からは短絡線を通り、横須賀線ルートへ入り、横浜方面へ直通するのが特徴です。
 さて、現在の湘南新宿ラインはE231系のみで運転されていますが、2002(平成14)年6月までは宇都宮線〜横須賀線の列車で、115系も使用されていました。また、湘南新宿ラインが開業する前、1988(昭和63)年からは朝夕ラッシュ時を中心に池袋始発、1995(平成7)年からは新宿始発で、宇都宮線、高崎線へ向かう列車が存在していました。ここでは、湘南新宿ライン時代とそれ以前の時代の双方を紹介します。


湘南新宿ラインの115系。前面方向幕には「宇都宮線直通」などと表示されることが多かった。
(写真:赤羽駅 撮影:裏辺金好)