特急 あいづ/ビバあいづ/快速 あいづライナー
 特急「あいづ」は上野〜会津若松間の特急として1968(昭和43)年に登場。東北新幹線開業後も1往復体制で同区間に運転され続けたが、1993(平成5)年に運転区間が磐越西線郡山〜会津若松へ短縮され、新幹線接続特急へと転身。同時に「ビバあいづ」と愛称を変え、車両内外の大幅なリニューアル工事と、運転本数の増加が実施された。ところが、1編成しか車両がないため、検査時には455系による快速が運転されるなど、特殊な運行形態を取ることになった。

 ところが、2002(平成14)年から「あいづ」は不思議な列車となる。
 まず3月23日に、土休日ダイヤの施行により、土休日の運転列車を「ホリデービバあいづ」と名称を変更。さらに同年12月1日で、「ビバあいづ」編成が運用を離脱し、代わりに青森運転所(現・青森車両センター)の国鉄特急色の485系が転属。平日は愛称を「あいづ」と戻り懐かしい姿へ。土休日の愛称は「ホリデーあいづ」とした(もっとも、外観の差異は無い)。「ビバあいづ」編成は、さよなら運転を12月7日に実施している。

 これで安泰かと思いきや、1年後の2003(平成15)年10月1日で、殆どそのままの姿で快速「あいづライナー」へ格下げ。しかも、2004(平成16)年8月31日にひっそりと引退してしまい、10月改正で正式に455系による無名の快速列車になり、消滅したかに見えた。

 しかし、2005年7月〜9月の土休日に新宿〜喜多方で「あいづ」が復活。使用されたのは、のちの東武鉄道直通特急に転用が見込まれる485系リニューアル編成。あいづデスティネーションキャンペーンに併せた運行だった。そして、2006年7月〜9月は、上野〜喜多方(土休日)、仙台〜喜多方(平日)で、今度は塗装を真っ赤にした485系「あかべぇ編成」による「あいづ」が運転(仙台あいづはその後、11月5日まで土曜・休日に運行された)。

 さらに、2007年3月18日からは郡山〜会津若松で快速「あいづライナー」として復活(「あかべぇ編成」)。7月〜9月の臨時特急「あいづ」は上野〜喜多方で、多くの土休日に2007年、2008年も運転されており、磐越西線の快速、夏季の臨時特急として定着してきたと思われる。

 なお、愛称は地域名である会津を表し、1959年に登場した準急「あいづ」(仙台〜喜多方)が最初。
(上写真:特急あいづ 磐越西線 喜久田駅/撮影:裏辺金好)

 「ビバあいづ」化される前の、特急「あいづ」。地味ながらも、長編成での運用で貫禄があった。
(写真:磐越西線 猪苗代〜川桁.駅/撮影:daikiti 様)

 こちらも、「ビバあいづ」化される前の、特急「あいづ」。
(写真:磐越西線 猪苗代〜川桁.駅/撮影:daikiti 様)

 山手線鶯谷駅付近を通過。常磐線103系の姿ともども、過去の姿。
(写真:東北本線 上野〜尾久/撮影:haru様)

 山形新幹線「つばさ」にイメージを合わせ、シルバーメタリックな塗装で登場した「ビバあいづ」。引退後も車両は首都圏で大活躍。ただし、2005年9月に新塗装に塗り替えられている。
(写真:磐越西線 郡山駅/撮影:裏辺金好)

 「あいづ」から格下げされた「あいづライナー」時代。「あいづ」時代と姿はあまり変わらず、トレインマークもそのまま。
(写真:磐越西線 会津若松駅/撮影:投稿写真 禁転載)

 2005年7月〜9月の「あいづデスティネーションキャンペーン」に合わせて新宿〜喜多方を1往復する特急「あいづ」。短い期間だが驚きかつ、思わぬ形で復活となった。車両はのちに、東武鉄道に乗り入れて日光へ向かう特急に転用されるため、塗装は東武鉄道の特急「スペーシア」に準じる。
(写真:湘南新宿ライン 池袋駅/撮影:裏辺金好)

 右上と同じく、新宿発の特急「あいづ」。なお、東武鉄道乗り入れに当たっては前面形状が変更になったため、このデザインは過去の姿に。
(写真:湘南新宿ライン 池袋駅/撮影:裏辺金好)

 2005年の新宿始発の「あいづ」。
(写真:東北本線 尾久〜赤羽/撮影:樺太南半分)
*京浜東北線 上中里駅からの撮影

 2005年の新宿始発の「あいづ」。
(写真:東北本線 尾久〜赤羽/撮影:デューク)

 2006年7月〜9月に運用された、上野始発の特急「あいづ」用車両。JR九州並みの真っ赤な「あいづ」となり、久しぶりに上野駅へ降り立った。これ以後、夏季に上野始発で運転されている。
(写真:東北本線 上野駅/撮影:裏辺金好)

 2006年夏に運用された、上野始発の特急「あいづ」用車両側面。
マスコットキャラクターが描かれている。可愛いかどうかは、人それぞれ。
(写真:特急あいづ 上野駅/撮影:裏辺金好)

 2006年7月〜9月に運用された、上野始発の特急「あいづ」。
(写真:特急あいづ 大宮駅/撮影:裏辺金好)

 2006年7月〜9月に運用された、上野始発の特急「あいづ」側面。
(写真:特急あいづ 大宮駅/撮影:裏辺金好)

 2006年7月〜9月に運用された、上野始発の特急「あいづ」。
(写真:特急あいづ 大宮駅/撮影:裏辺金好)

 2006年7月から運転されている、上野始発の臨時特急「あいづ」。
(写真:特急あいづ 会津若松駅/撮影:デューク)

 2007年3月からは快速「あいづライナー」として、またまた郡山〜会津若松駅に姿を現している。
(写真:快速あいづライナー 郡山駅/撮影:裏辺金好)

あいづライナーの方向幕。表示上は、快速「あいづ」。
(写真:特急あいづ 郡山駅/撮影:裏辺金好)