特急 北越

▼DATA
J.N.R/J.R. Limited Express
"Hokuetsu"
 1970.3.1〜


▼運転区間
 大阪〜新潟
    →金沢〜新潟

←現在は基本的に、JR東日本新潟車両センターの車両が使われている。
(写真:北陸本線 富山駅/撮影:裏辺金好)
 北陸本線全線複線電化に伴い、1969(昭和44)年秋の臨時列車として大阪〜新潟で運転を開始(485系)。
 1970(昭和45)年、大阪万博での輸送力増強のため定期列車化され、1978(昭和53)年10月からは特急「雷鳥」新潟延長に伴い、原則として金沢〜新潟間の列車となり、のちには北陸地区と上越新幹線を結ぶ代表的な列車へと成長した。

 しかしJR化後、金沢〜長岡に新たな上越新幹線接続列車として、485系をハイグレード化した特急「かがやき」が運転されるようになり運用が大幅減。さらに、北越急行開業に伴い「かがやき」が「はくたか」へと変わり運転区間が変わると、直江津〜新潟は再び「北越」の盟主的地位が復活するが運転本数はさして変わらず。

 そして、2001(平成13)年3月改正で特急「白鳥」の廃止、特急「雷鳥」の大阪〜金沢が実施されると、再び「北越」の増強が行われた。とは言え、それでも1日5往復であるし、そもそも「北越」は最大でも7往復程度(昭和60年あたり)にしかならなかったのであるが・・・。

 運転末期には国鉄色へ復元された編成も登場し注目を集めたが、2015(平成27)年3月の北陸新幹線(長野〜金沢)開業に伴い廃止された。

 91年3月、金沢駅で撮影した485系かがやき色の特急「北越」7号です。
この時はかがやき6連は予備がなかったので、この運用は代走時は国鉄色6連で運用。翌年には白山色9連に置き換えられました。
(写真:北陸本線 金沢駅/撮影:CH様 禁転載)


2008(平成20)年6月から、再び国鉄色485系による運転も始まっている。1500番台特有のライトがまぶしい。
(写真:北陸本線 西高岡〜高岡/撮影:CH様  禁転載)


同じく再登場した国鉄色485系の「北越」。新潟車両センターのT18編成で、JRマークが無いのも特徴。
(写真:北陸本線 西高岡〜高岡/撮影:CH様  禁転載)

金沢駅に到着し、折り返しで新潟へ出発。
(写真:北陸本線 金沢駅/撮影:裏辺金好)

(写真:北陸本線 金沢駅/撮影:裏辺金好)

北陸本線の元スター達が顔をあわせる。もっとも、485系の方はリニューアルされ、面影がないほど前面が弄繰り回されているが。
(写真:北陸本線 金沢駅/撮影:裏辺金好)

国鉄時代の特急「北越」。写真は489系による運転。
(写真:北陸本線 石動駅付近/撮影:mgpc64様

最近ではリニューアル車両による運用が多くなっている。
(写真:北陸本線 高岡駅/撮影:裏辺金好)

(写真:北陸本線 糸魚川駅/撮影:デューク)

新潟・長岡から富山・金沢へと直通する今となっては貴重な特急。
(写真:信越本線 青海川〜鯨波/撮影:武蔵野通信局 禁転載)

冬の新潟を進む特急「北越」。
(写真:信越本線 さつき野〜荻川/撮影:デューク

起終点である新潟駅に停車中の特急「北越」。「雷鳥」と共に、北陸を走る最後の485系特急である。
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:急行はんだ様 禁転載)

2003年の高尾臨で首都圏を走ってしまった「北越」。正確には現・勝田車両センターへ転属した車両。高尾駅では幕回しのサービス付きだったが、怒られてしまったのか、この後、二度とこういうサービスはなくなり、幕も交換され、塗装まで変更されてしまった。いや、塗装は時期的なものだろうけど・・・。
(写真:中央本線 高尾駅/撮影:裏辺金好)