特急やまばとは、1964(昭和39)年10月改正で急行「ざおう」1往復を格上げして登場。上野〜山形を結ぶ特急列車で、当初はキハ80系が使用されていたが、1968(昭和43)年10月改正で485系が投入された。なお、当時は会津若松行きの、通称「会津やまばと」も運転されており、こちらは山形行き「やまばと」に先立ち、9月18日に485系による運転に置き換えられている(10月改正からは「あいづ」に愛称を変更)。
運行末期は秋田運転区(当時)に配置された485系1000番台が主に使用され、特急「つばさ」と共通で運用されていたが、1985(昭和60)年3月改正で東北新幹線が上野まで開通すると廃止された。
その後、山形方面への485系特急は「つばさ」に一本化されて運転されていたが、これも山形新幹線開業で新幹線「つばさ」へと発展的解消をとげ、「やまばと」の伝統を引き継いでいる。
(上写真:東北本線 東大宮−蓮田/撮影:ひょん君)
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