寝台特急 北斗星・エルム

▼DATA
J.R. Limited Express
"Hokutosei"
 1988.3.13〜

J.R. Limited Express
"Elm"
 1989.7.21〜


▼運転区間
 上野〜函館〜札幌

←乗ること自体が1つの旅の目的となった「北斗星」。
(写真:東北本線 上野駅/撮影:裏辺金好)
 1988(昭和63)年登場。青函トンネル開通と同時に、寝台特急「はくつる」「ゆうづる」の一部を北海道の札幌まで向かう寝台特急として再編成し、定期2往復、季節列車1往復の体制でスタート(JR東日本、JR北海道の双方が担当)。豪華な寝台設備と食堂車の存在が旅情ムードをかき立て豪華寝台特急として大好評を博し、翌年3月改正で定期3往復、臨時特急「エルム」1往復の体制となる。
 しかし、ブームもある程度一段落し、さらに1999(平成11)年に寝台特急「カシオペア」を運転開始したことから定期2往復体制になり、さらに北海道新幹線建設を理由として、2008(平成19)年3月改正で1往復体制へ移行した。また、「エルム」の出番は非常に少なくなり、現在同列車を見ることは難しい。ところで、「エルム」の愛称の由来であるが、エルムとは楡(にれ)の木のこと。鉄道列車としては1950〜1961年の室蘭〜札幌の準急「エルム」、1959〜1961年の函館〜札幌〜旭川の特急「エルム」がある。
 なお、北斗星の食堂車は余剰となっていた485系特急型電車の食堂車を転用したものである。

*参考:2008年3月改正直前の2往復時のダイヤ
 北斗星1号・2号
  下り:上野(16:50)〜札幌(9:20)
  上り:札幌(17:12)〜上野(9:40)
 北斗星3号・4号
  下り:上野(19:30)〜札幌(11:07)
  上り:札幌(19:27)〜上野(11:12)

 北斗星の姉妹列車的存在の「エルム」。
(写真:東北本線 大宮駅/撮影:裏辺金好)

 上野駅へ向かうべく、北海道を旅立つ北斗星。
(写真:函館本線 函館駅/撮影:ちゃけ様)

 かなり広々としているロイヤル。部屋の中にはテレビ・トイレ・洗面台・シャワーなどの設備や、食堂車につながる電話が。ルームサービスも希望すればでき、発車時にはウェルカムドリンク、朝にはモーニングコーヒーが付いてくる。
(解説&撮影:グロッグフロッグ)

 まだ、登場間もない頃の姿。
(写真:東北本線 金谷川〜松川駅/撮影:daikiti 様)

 通称「レインボー」塗装のEF81牽引による「北斗星」
(写真:東北本線 上野駅/撮影:リン)

 寝台特急「カシオペア」牽引機による「北斗星」。
(写真:東北本線 大宮駅/撮影:裏辺金好)

 特急「あかぎ」との並び。
(写真:東北本線 大宮駅/撮影:裏辺金好)

 2006年8月に運転された寝台特急「エルム」。多くのファンが詰め掛けた。
(写真:東北本線 赤羽駅/撮影:裏辺金好)

(写真:東北本線 大宮駅/撮影:裏辺金好)